こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。
今日は、「ネガティブ性格の方が持つ長所」というテーマでお話したいと思います。
ネガティブとは、「否定的」「消極的」という意味です。
よって、ネガティブ性格とは、否定的な性格、消極的な性格という意味になります。
ネガティブの反対語にポジティブという言葉があります。
ポジティブとは、「肯定的」「積極的」という意味です。
よって、ポジティブ性格とは、肯定的な性格、積極的な性格という意味になります。
ネガティブ性格とポジティブ性格は、本人の意思・心掛けによるものでもありますが、半分は、生まれつきものです。
よって、ネガティブ性格の人は、無理にポジティブ性格を目指さないほうがいいです。ネガティブである自分を受け入れ、ネガティブ性格の方が持つ長所を活かして生きていった方がいいです。
１．自己肯定感が低い。
自分に自信がなく、自分のやっていることに対しても自信がないため、暗い気持ちになりやすいです。
２．健康を害しやすい。
病は気からという言葉あるように、ネガティブな人は、体調を崩しやすいです。
３．周りの雰囲気を暗くさせる。
ネガティブな人は、否定的な言葉や消極的な言葉を使うことが多いので、周りの雰囲気を暗くさせます。
４．孤独感を覚えやすい。
ネガティブな人は、積極的に自分から声をかけるのが苦手なので、気が付くとひとりになっていることが多いです。ひとりが好きな人はそれでも構いませんが、ネガティブな人は、時に孤独感に悩まされます。
５．成功しにくい。
ネガティブな人は、成功するイメージを持てないため、一歩を踏み出すことが出来ません。よっていつまでも現状にとどまり、成功しにくいのです。
以上、５つ言いました。
今言った短所を聞くと、ネガティブな人は、不幸になりやすいという印象を持ってしまいます。
１．危険察知能力が高い。
ネガティブな人は、怖がりで、最悪の事態を考えていることが多いです。よって、非常に慎重で、大きな失敗をしにくいです。自分を傷つけるようなことや他人を傷つけるようなことはしない、それがネガティブ性格の方が持つ最大の長所
です。
２．意外にピンチに強い。
ネガティブな人は、最悪の事態を考えていることが多いです。ピンチに陥った時も、それはネガティブ性格の人にとっては、想定内であることが多いです。ポジティブな人より、ネガティブな人のほうが、意外にピンチに強かったりするのは、そのためです。
３．反省ができる。
ネガティブな人は、「これで良かったのだろうか？」と反省することが多いです。常に改善点を見つけ出そうとする癖があり、本人の自覚とは裏腹に、意外に成長を重ねていきます。
４．謙虚である。
ネガティブな人は、自分に自信がないため、よっぽど精神状態が悪くならない限りは、威張ることはありません。それで、自信満々のポジティブな人より、人から好感を得られ、意外に評価が高かったりします。
５．騙されにくい。
ネガティブな人は、そんなうまい話はあるわけはないと思ってしまうことが多いです。よって、美味しい話に直ぐに飛びつくことはなく、人に騙される可能性が低いです。
以上、５つ言いました。今言ったように、ネガティブな人は、自分のネガティブを受け容れ、それを活かして生きていけば、幸せに生きていけます。
ネガティブな人は、石橋を叩いて渡ります。ポジティブの人のように、石橋を叩かず渡るようなことはありません。石橋を叩いてい渡るからこそ、石橋を渡るのに時間がかかりますが、石橋を叩いて渡るからこそ、大きな失敗をしないで済むのです。
今という時代、この日本という国は、石橋の安全が保障されていることが多く、石橋を叩くという作業が無駄なものになりがちです。よって、石橋を叩くネガティブな人は、石橋を叩かないポジティブな人より、歩を進めるスピードが遅いという結果になりがちです。でも、だからこそ、大きな失敗をしない、自他を傷つけないという長所につながるのです。
この記事をご覧のネガティブな方は、自分のネガティブ性格を忌み嫌うことなく、自分自身を受け容れ、心穏やかに、一歩ずつ着実に前進を重ね、幸せに生きていって欲しいと思います。
ちなみに私（竹内成彦）は、末っ子タイプであり、ネガティブ性格で、そして私自身は、どちらかと言うと、ポジティブな人よりもネガティブな人のほうが好きです。
とは言っても、１００％ネガティブでも、１００％ポジティブでも困ります。何故なら、１００％ポジティブな人も１００％ネガティブな人も、どちらも病気だからです。
私たちは、自分の生まれつき性格を大切にしながら、極端に傾くことなく、ややポジティブ、ややネガティブな人の中間で生きていきましょう。
というわけで、今日は、
「ネガティブ性格の方が持つ長所」というテーマでお話しさせて頂きました。
今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
この記事を書いた人は、心理カウンセラー（公認心理師）の竹内成彦です。
リンク：https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/a70e401f5708baa5baca97e40da434ec6f114be5
