2025年1月24日 14時15分 #大相撲
大相撲初場所で、幕内経験者で北海道出身の矢後が、序二段で7戦全勝として優勝しました。
押尾川部屋の矢後は、6戦全勝で迎えた初場所13日目、阿武松部屋の関本との全勝対決に臨みました。
矢後は身長1メートル88センチ、体重169キロの大きな体を生かして圧力をかけ、左の前まわしを取ると、最後は「はたき込み」で勝って、序二段優勝を決めました。
矢後は北海道芽室町出身の30歳。平成29年の夏場所で幕下15枚目格付け出しとして初土俵を踏み、四つ相撲を持ち味に、所要2場所で十両に昇進し、平成31年の初場所で新入幕を果たしました。
その後はけがもあって番付を落とし、さらに去年の名古屋場所から3場所連続で休場し、4場所ぶりに出場した今場所は序二段で臨んでいました。
矢後は「復帰して初めて序二段で相撲を取って手探りで始まったが、徐々に体が思い出してきてよかった。稽古は十分とは言えないが、出るからには持っているものを全部出すつもりだった」と話していました。
そして、今後に向けては「関取や幕内復帰ももちろんあるが、やりきったといえるところまでやりたい」と話していました。
